スピルリナの可能性

スピルリナが注目される理由は、質のよい栄養が豊富に含まれていることにあります。現代人の偏った食生活の補助として、サプリメントなどに配合されるようになってきました。スピルリナ以外にもミドリムシ(ユーグレナ)やクロレラなども注目されていますが、それぞれ成分や特徴に違いがあり、使い分けられています。スピルリナはたくさんの種類の栄養素を含んでいますが、1つの栄養素だけで比較すれば他の食品の方が優れているということも多々あります。そのような状況で特にスピルリナが注目される理由があります。

スピルリナはミドリムシやクロレラよりもずっと昔から食用にされています。その理由に収穫のしやすさがあります。ミドリムシは髪の毛の直径よりも少し小さいくらいの大きさで、クロレラはその10分の1程度です。そのため収穫するためには遠心分離機が必要です。ところがスピルリナはミドリムシの10倍ほどの大きさがあり、アフリカの人々が食用にしていたことからも分かる通り、特別な装置がなくても収穫することが可能です。また多くの生物が生息できないような水温が高くアルカリ性の水で育つため、食糧難に対応できると期待されているのです。安価で簡単に栽培・収穫が可能で栄養も豊富なため、貧しい地域や急激な人口増や環境の変化などによる食糧難などに備えて、スピルリナを活用するための研究が進められています。

Pocket

フィコシアニンとは

フィコシアニンは青色の色素で、スピルリナなど藍藻網の藻に含まれています。日本人にとって身近な食品である海苔にも含まれていて、状態によって海苔が紫っぽく見える原因になっています。青色の着色料には発がん性のある危険なものもあり、自然界にはあまりないことから良くないイメージを持っている人がたくさんいます。フィコシアニンは非常に鮮やかな発色をするため危険なものと勘違いされがちですが、スピルリナ由来のものには危険性はありません。化学的にも安全性が証明されていて、広く使われるようになってきています。青色だけでなく緑や紫などの色を出すために使われることもあります。

フィコシアニンには色素として使われるだけでなく、それ自体に健康効果があると言われています。抗酸化作用や免疫向上、抗炎症作用などがあげられますが、これらの効果はまだ研究段階でありはっきりとした根拠はありません。フィコシアニン単体ではわかりませんが、スピルリナに含まれるビタミンやミネラルには抗酸化作用や抗炎症作用などが期待できるため、間違いというわけではないでしょう。サプリメント程度の摂取量であれば過剰摂取になることもなく、着色料として使われる量のフィコシアニンで悪影響が出るようなことはないので、スピルリナのサプリメントとフィコシアニンを着色に使った食品を同時に摂取しても問題はありません。

Pocket

注目される理由

スピルリナは長い間食品として利用されていますが、その理由はスピルリナに含まれている栄養素にあります。スピルリナの6割はタンパク質で、そのタンパク質が非常に良質なことで知られています。現代の日本人の食生活では、豆などに含まれる良質なタンパク質が不足しがちなので、栄養を補助する目的としてスピルリナを利用する人も多いです。
スピルリナのタンパク質が良質である理由は、タンパク質を構成するアミノ酸の種類にあります。アミノ酸は全部で20種類あり、そのうちの9種類は体内で合成できない必須アミノ酸で、食品から摂取する必要があります。タンパク質はたくさんの種類のアミノ酸から構成されているほど質が良くなりますが、スピルリナには18種類のアミノ酸が含まれていて、9種類の必須アミノ酸全てが含まれています

他にもビタミンB群、E、Kなども豊富で、鉄やカルシウムなどのミネラルやガンマリノレン酸なども含まれるため、たくさんの効果が期待されています。

スピルリナは、『奇跡のスーパーフード』とも呼ばれています。
タンパク質・ビタミン・ミネラル・脂質・糖質の5大栄養素がたくさん含まれています。

たとえばビタミンB群は1種類だけ摂るとよくないのですが、スピルリナは同時に摂取する必要があるB1、B2、B6の全てが含まれる優秀な食品です。ビタミンEには抗酸化作用があり、ビタミンKは骨や血管の状態を良くする働きをするなど、生活習慣病などに効果が期待できます。鉄はレバーなどよりも多く含まれていて、吸収率も良いため貧血気味の人にもおすすめです。

Pocket

スピルリナとは

健康に対する関心が高まってきたことや日々研究が進んでいるなどの要因で、数年前までなかったようなたくさんの健康食品が市場に氾濫しています。テレビや雑誌などで取り上げられて有名になり、よくわからないけど身体に良いらしいからと取り入れている人もいて、本当に身体のためになるものがわからなくなっているのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたいのが、スピルリナです。スピルリナは藻の一種で、熱帯などの暖かい地域に生息しています。現地のアフリカ人たちは昔からスピルリナを食用にしています。健康食品として1978年に初めて工業的な生産を行ったのは日本の企業で、すでに40年近い歴史があります。

食用に使われているスピルリナのほとんどは、スピルリナ属ではなくアルスロスピラ属の藻です。スピルリナは緑色っぽい見た目をしているのですが、3つの色を含んでいます。葉緑素の緑とカロチノイドのオレンジ、フィコシアニンの青です。スピルリナは熱帯のアルカリ性の真水に生息する藻ですが、フラミンゴも暖かい地域に生息し、強アルカリ性の水にも耐えられるため、スピルリナを主食にしています。
フラミンゴのピンクや赤い色は食事に由来するものというのは有名ですが、この色の原因になっているのがスピルリナに含まれているオレンジ色の色素です。青色の色素であるフィコシアニンは、食品などの着色料としても使われています。スピルリナには他にも注目される理由があります。

Pocket